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可愛い



ある日の昼下がり…、長い金髪を風に靡かせ眠る少年がいた。
よほど疲れているのだろう。ぐっすりと眠っているのがわかる。
そんな少年を、先ほどから眺める少女二人。
一人は優しく微笑み、一人は怪しく笑う…。

「ユニシスさんって、本当に綺麗ですよね~。…男の子と女の子、どっちになるんでしょう…?」
ニコニコと笑み、楽しそうにひそひそとしゃべる友人を見る。
「自分では決められないって言ってたわ。好きな人で性別が変るんですって。」
「へぇ~。じゃぁきっと、女性になるんですね」
目をきらきらと輝かせる少女に、問いかける。
「何故、女になると思うの…?」
「え?だって、好きな人に合わせるんでしょう?なら女の子ですよ。」
えへんと胸を張る少女に首を傾げて見せる。
「ユニシスさんの好きな人って、先生じゃないですか」
そう言ってまたニコニコと笑む。
「ユニの先生への思いは憧れよ。恋じゃないわ。それくらい、ユニだってわかってる」
「じゃぁ、アクアさんは、ユニシスさんは女の子にはならないと思うんですか?」
「そうね。ならないわ。絶対、男になる。…賭けてもいいわ」
その自身満々な言いように、マリンは少し驚く。



可愛い子。そう、思う。くるくる変わる表情は愛らしい上、持ち前のドジは守りたい位に危なっかしい。
けど、とても強い子。優しくて、強い。そんな貴女だから、沢山の人に好かれている。
神殿の人にも、騎士院の人にも、…この、魔法院の人にも…。



愛されたいと思っていた。ずっと、遥か遠い日からずっと…。
でもこのアロランディアに、私を愛してくれる人は、いない…。
羨ましいと、思った。




ソシテワタシハ、マタアワニナル…





後書き

アクア→ユニvマリンな感じになってしまいました…。
最後の所為で少し暗くなったか?
アクアバットED確定??うわー、ごーめーんーなーさーいーーー(泣)
そしてやはり考えていたのとかーなーりっ、変わってしまいましたが…(苦笑)
最初はほのぼの目指したのに…。(寝てるユニの髪を2人で結って遊ぶ)
ダメダメじゃん、私。



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